CBDオイルとマリファナの主成分「THC」の違いを徹底解説!
大麻から抽出できるCBDオイルは安全?
大麻は日本で『マリファナ』と呼ばれ、利用や所持は大麻取締法で取り締まられています。
しかし、カンナビジオール成分は大麻から抽出されます。
今回は大麻から採れるCBDオイルはなぜ合法なのかを、大麻に含まれるTHCと比較して紹介していこうと思います。
大麻(マリファナ)とは?
大麻はリラックスや疾患の治療に効果的な有効成分を含む植物

大麻はアサ科の植物で、種をまいて1年以内に開花する一年草です。
80種類以上のカンナビノイドを持っており、様々な病気の治療や症状の改善に効果的だと研究が進められています。
しかし、日本をはじめとした一部の国々で大麻は規制薬物となっています。
許可の無い大麻の所持や使用は禁止されており、見つかった場合は逮捕されるようです。
規制薬物となっている背景には、大麻に含まれるTHC成分が関係していると言われています。
大麻に含まれるTHC成分とは?

大麻には80種類以上のカンナビノイドが存在しています。
THC(テトラヒドロカンナビノール)は、そんなカンナビノイドの一種です。
大麻に最も多く含まれているカンナビノイドで精神活性効果を引き起こす危険な成分です。
葉や花、樹脂に多く含まれており、マリファナ・ガンジャ・ハシシ・チャラスと呼ばれることもあります。
THC成分の恐ろしさとは?
THCは体内に侵入して精神に毒害を引き起こす

日本ではTHCの精神活性効果による危険性を考慮し、大麻の所持や利用が認められていません。
大麻の利用によりTHCを摂取した場合、陶酔・幻覚・幻聴などの様々な症状を引き起こすと言われています。
具体的な健康被害については以下の通りです。
【THCによる健康被害】
不安障害またはパニック発作の発症
心拍数の急激な上昇
目の充血や口の渇き
記憶と集中力急激な低下(認知障害)
運動障害
過度な興奮
吐き気・嘔吐
精神病の発症(幻覚、妄想、パラノイア)
THCは依存性が高く、健康被害は1ヶ月以上続く

THCが危険だと言われる理由は健康被害の多さだけではありません。
テトラヒドロカンナビノールは、体内の脂肪や脳細胞に蓄積されやすいと言われています。
つまり、1度でも大麻を利用してしまうと、THCが引き起こす精神活性効果に最低1ヶ月は悩まされるそうです。
そして、大体の人がこの1ヶ月間の辛さを我慢できず、再び大麻を吸ってしまう薬物依存症を発症させるんだとか。
そのため、日本には大麻の所持や使用を禁止する『大麻取締法』という法律があります。
次は大麻取締法とは一体何なのかを確認していきましょう。
大麻取締法とは?
大麻の所持・使用を規制する法律

日本では大麻を「大麻取締法」という法律で規制しています。
精神活性効果の高い危険な大麻を禁止するために1948年に制定されました。
大麻取締法は娯楽目的での大麻の所持・使用を認めない法律です。
大麻の成熟した茎またはその製品と、種子またはその製品を除いた製品を規制しています。
ちなみに、大麻の花や葉またはその製品の所持や使用は取り締まりの対象になります。
研究やビジネス目的で大麻を使う場合は、この大麻取締法に基づいて国の許可をもらう必要があるそうです。
大麻取締法第一章 総則
第一条 この法律で「大麻」とは、大麻草(カンナビス・サティバ・エル)及びその製品をいう。ただし、大麻草の成熟した茎及びその製品(樹脂を除く。)並びに大麻草の種子及びその製品を除く。
CBDオイルとは?
CBDオイルは日本でも合法な大麻サプリメント

CBDオイルは、美容や健康にオススメのサプリメントです。
大麻に含有されるカンナビノイドの1種であるカンナビジオール(CBD)を、経口摂取の出来るオイルで抽出しています。
大麻取締法に基づいて茎や種子から成分を抽出したり、THCが混入していないか商品検査を受けたりすることによって、日本でも合法的に利用が出来る商品が出来上がっているそうです。
つまり、THCが混入していない限りはCBDオイルを持っていて逮捕されることはありません。
カンナビジオールの効果とは?

日本でも安全に利用できるCBDオイルにはどんな効果があるのでしょう?
CBDオイルの効果は、2017年に世界保健機関(WHO)が発表した『カンナビジオール(CBD)の事前審査報告書』で確認することが出来ます。
この報告書によると、カンナビジオールには病気や病状を改善する効果があるようです。
有効性を示すと言われている病気や病状は以下の通りです。
【カンナビジオールオイルの治療効果に期待が出来る疾患一覧】
アルツハイマー病・パーキンソン病・多発性硬化症・ハンチントン病・低酸素虚血性脳障害・疼痛・精神障害・不安・抑うつ・がん・吐き気(悪心)・炎症性疾患・関節リウマチ・感染症・炎症性腸疾患とクローン病・心血管疾患・糖尿病合併症
参考:世界保健機関(WHO)薬物依存に関する委員会(ECDD)「カンナビジオール(CBD)事前審査報告書」
つまり、カンナビジオールには大麻と同じような効果が期待できるそうです。
カンナビジオール成分を効率よく摂取できるCBDオイルは、医療大麻の代わりになるとして世界中で研究が行われています。
CBDオイルに危険は無いの?

先ほど述べたように、大麻の主成分であるTHCの摂取には多くの危険を伴います。
しかし、CBDオイルの摂取は安全だと言われています。
CBDオイルには副作用がほとんどありません。
過剰摂取による頭痛や喉の渇きなどの副作用が報告されていますが、用法・用量を厳守することで副作用の発生は予防できるようです。
また、依存性も現段階では無いと言われています。
大麻の代わりにCBDオイルを使う日は違い?
CBDオイルは医療大麻と同レベル?安全な治療・改善・回復のために…

今回は大麻の有効成分である「CBD」と「THC」について紹介しました。
日本ではタブーとされがちなマリファナですが、THCの精神活性効果が危険なため法律で規制している状態です。
そこで近年、THCに変わって注目され始めたのがCBDです。
同じ大麻から抽出できるにも関わらず、CBDにはTHCのような健康被害・依存性がありません。
大麻に対して判断が厳しめな日本でも使用が認められており、CBDを合法マリファナと呼んでいる人もいるようです。
海外では今までTHCを利用していた人が徐々にCBDに移行しており、医療大麻などの代わりにCBDが利用される日も近いと言えるでしょう。

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